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見た目で損してない!? マツコ絶賛「大船軒サンドウヰッチ(サンドイッチ)」を実食。120年続く駅弁の実力

鉄道旅の美味しいお供

大船軒サンドウヰッチ

車なし公共交通派の温泉旅において、絶対に欠かせないお楽しみ。それは、車窓を流れる景色を眺めながらいただく「駅弁」です。

旅のプロローグを最高に彩ってくれる電車旅のお供ですが、実は数年……いや、十数年もの間、ずーーーっと気になりつつも、一度も手を出したことがない駅弁がありました。

それが大船軒の、

「大船軒サンドウヰッチ」です。

「イ」じゃなくて「ヰ」と書くあたり、レトロでとても素敵。……なのですが、正直買うまでには至りませんでした。なぜなら、

「見た目があまりにも普通すぎる……!」

大船軒サンドウヰッチの中身

誤解を恐れずに言うなら、コンビニのサンドイッチの方が美味しそうに見える気すらしていました。そんな理由で、ずっと食指が動かないまま年月が過ぎていたのです。

■ あのマツコさんが大絶賛。重い腰を上げて買ってみた

ところが先日、テレビ番組『マツコの知らない世界』の「お取り寄せ駅弁の世界」を観ていたら、このサンドウヰッチが登場したのです。

画面の向こうで、マツコ・デラックスさんがしみじみと一言。

「これさ、初めて食べた時ビックリしたんだけど、本当に美味しいよね、これ」

あのマツコさんに「見た目から想像できない奥深い味でビックリする」とまで言われたら、私もその“衝撃”を味わってみたい……!

十数年ピクリとも動かなかった私の食指が、ついに猛烈に動き出しました。

大船軒サンドウヰッチ パッケージ

というわけで、旅の道中に駅構内でさっそくゲット。お値段は税込600円。駅弁としてはかなりお手頃な価格帯なのも嬉しいところです。

■ 日本初!明治から続く「鎌倉ハム」のルーツがここに

鎌倉ハムの歴史

手にとってみると、まずパッケージがレトロ可愛くて、これだけで旅のテンションが上がります。

明治32年発売

それもそのはず、発売されたのはなんと明治32年(1899年)。120年以上の歴史を誇る、「日本初のサンドイッチ駅弁」なのだそう。

伝統の駅弁

駅弁といえばご飯ものが当たり前だった時代に、洋食の駅弁を売り出すなんて、当時はもの凄く画期的な挑戦だったはずです。

ハムサンドとチーズサンド

中身は驚くほど潔く、「ハムサンド」「チーズサンド」の2種類のみ。フタを開けてみると、ハムが4切れ、チーズが2切れ入っています。

「なぜ3切れずつにしなかったんだろう(笑)」と思わずツッコミたくなりますが、大のハム好きとしてはこの「ハム多め」の配分、大歓迎です。

実はこのハム、発売当初は輸入に頼っていたものの、あまりの爆発的ヒットで品薄に。困った創業者の富岡周蔵氏が「それなら自分たちで作ろう!」と一念発起して製造に乗り出したのが、あの有名な「鎌倉ハム富岡商会」の始まりなのだとか。

つまり、このサンドウヰッチのヒットがなければ、現在の鎌倉ハムは生まれなかったのかもしれません。そう思うと、一切れの重みが変わってきます。

■ シンプルなのに手が止まらない。これぞ元祖の魔力

さっそく、念願のサンドウヰッチを実食してみました。

● ハムサンド(4切れ)

ハムサンド実食

味付けはマーガリンと少々のマスタードのみ。余計な野菜やマヨネーズは一切ありません。だからこそ、伝統的なボンレスハムの旨味がダイレクトに伝わってきます。シンプル極まりないのに、何故だか妙に美味しい……!

● チーズサンド(2切れ)

チーズサンド実食

こちらはプロセスチーズとマーガリンの組み合わせ。どこか懐かしく、飽きのこない味わいです。独特のクリーミーさがあるマーガリンが、チーズの塩気と絶妙にマッチしています。

引き算の美学というか、「これぞ元祖」という揺るぎない安心感。派手さはないけれど、一口ごとにじわじわと美味しさが染み渡り、気づけばペロリと完食していました。

なるほど、マツコさんが「びっくりする」と言った意味がよく分かりました。これは時々、無性に食べたくなる不思議な魔力を持ったサンドウヰッチです。

■ 次の電車旅のお供にぜひ!

「見た目が普通」なんてスルーしていた過去の自分を小一時間問い詰めたい気分です。これ、私は確実にまたリピートしちゃいます。

華やかな幕の内弁当やガッツリ肉系駅弁も魅力的ですが、引き算の極みのような歴史的サンドイッチを、車窓のお供に選んでみるのはいかがでしょうか。

次の旅の駅弁候補に、ぜひ入れてみてくださいね。

  • 主な販売駅:東京駅、新宿駅、上野駅などの都内主要駅、および大船軒の地元・大船駅、鎌倉駅、藤沢駅など
  • 価格:税込600円(※購入時の価格です)

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