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【奈良田温泉】帰りのバスまで残り25分!日帰り温泉「女帝の湯」のとろとろ源泉に後ろ髪を引かれた超特急入浴|奈良田温泉ひとり旅㉜

ワラビそばを堪能し、いよいよ大本命の温泉へ向かいます。ですが、帰りのバスまでは残りまさかの25分

まずは券売機でチケットを購入。1回入浴は700円(1日入り放題1,000円、タオルセットレンタル300円もあるので手ぶらでも安心です)。本当なら、1日入り放題を買って気が済むまでダラダラ過ごしたいところですが、今の私にそんな贅沢な時間は1秒もありません。

ふと入口の看板を見ると、施設がおススメする「温泉の入り方」が書かれていました。

「1〜2時間かけてゆっくり入ると芯からぽかぽかに。間を空けて2度、3度入ると心地よいだるさに。この状態での昼寝は最高!」

……いや、最高なのは重々分かりますが、今の私に対する当てつけですか(笑)?

おすすめの極楽プランを100%完全に無視して、1回券を握りしめ、いざ脱衣所へ急ぎます!


秘境とは思えぬハイテクゲートと、絶景の渡り廊下

館内の案内図を見ると、お目当ての浴場は一番奥にあるようです。荷物が多い方は券売機近くの大きめのコインロッカーへ。100円リターン式の小さめの貴重品ロッカーは浴場の目の前にあるので、そちらを使うのがおすすめです。

廊下を進んでいくと、突如として目の前に現れたのは……なんと自動改札のようなゲート!

さっき買ったチケットのQRコードをかざして入場するスタイルです。山奥の秘湯とは思えないこのハイテクっぷりにちょっとビックリ。

ゲートを通過して扉を開けると、そこには開放的で景色の良い木の渡り廊下が続いていました。

周囲からは心地よい鳥のさえずりが聞こえてきて、一気に風情ある温泉情緒が高まります。

渡り廊下の先に、ついに「女帝の湯」の暖簾を発見。

脱衣所にはカゴのみが置かれているので、貴重品は手前のロッカーにしっかり預けて、いざ浴室へ!(脱衣所にはドライヤー、浴室にはシャンプー類もバッチリ完備されていました)


極上のとろとろ「化粧水の湯」!だけど時間が……ない!

浴室は2026年4月にリニューアルされたばかりだそうで、風情を残しつつ綺麗でした! 大きな窓からはさっき眺めたエメラルドグリーンの奈良田湖が一望でき、素晴らしい開放感です。

体をサッと洗い、待ちに待ったお湯に体を沈めると……

「うわっ、ものすごくとろっとろ……!!」

思わず声が出そうになりました。今朝入った白根館の「含硫黄-ナトリウム-塩化物泉」とはまた異なり、こちらの泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉」。pH8.5のアルカリ性なのですが、単にアルカリの数値が高いだけでなく、カルシウムやマグネシウムが極めて少ないという絶妙な成分バランスによって、まるで本物の高級化粧水にドボンと浸かっているかのような、独特のぬるぬる・トロトロとした極上の肌触りが楽しめます。

どこかの案内で「温泉総選挙の『うる肌部門』で全国第3位を獲得した」と書かれていたのも大納得の実力派です。しかも、加温・加水・循環一切なしの純度100%源泉かけ流し! 湯口からは新鮮なお湯が静かに注がれており、うっすらと優しい硫黄の香りが上品に漂います。

浴槽は1つですが真ん中で2つに区切られており、温度が「普通」と「ぬるめ」に分かれています。この「ぬる湯」の浴槽がまた絶妙で、体温に限りなく近い温度。これ、時間を忘れていつまでも無限に長湯できてしまう、極めてキケンな心地よさです。

……って、本当に危ない!! 私には時間が無いんでした(笑)!

今いったい何時なんだろう!? 脱衣所まで戻らないと時間が分からない。浴場に時計をつけてほしいと、これほど切実に願ったことはありません。よく分からないけれど、そろそろ出ないと確実に詰む予感がします。極上のお湯に後ろ髪を引かれまくりながら、泣く泣くお風呂を上がりました。


女子を捨てた早業着替え、そして湯上り炭酸ダッシュ!

ほんの短い時間の入浴でしたが、驚くほど体はぽかぽか。時計を見ると、ただいま【 13:40 】。

バスの発車は13時50分。あと10分しかありません!!

ここからは、女子とは到底思えないマッハの早業で体を拭いて、服をバサッと着てダッシュで出口へ!

もう本当に時間がないのですが、お土産売り場に並ぶ「鹿肉大和煮」などのご当地グルメをチラ見し、激しく後ろ髪を引かれます。いや、でもせめて湯上りの飲み物だけは買わせて……!

瓶牛乳にも惹かれましたが、やっぱり気になる地元もの「早川産メープルシロップのサイダー」を購入。PayPayでサクッと決済を済ませます。

その名も「あわわメイプル」。時間がなくて「あわわ!」と焦りまくっている今の私に、これ以上ないほどぴったりなネーミングです(笑)。

そして、その炭酸飲料を片手に、バス停に向かって全力疾走!!

走ったら炭酸が爆発するかもしれないけれど、背に腹は代えられません(笑)。

さらば女帝の湯、最高の湯でした!

13時45分に女帝の湯を飛び出し、奈良田温泉バス停に着いたのは13時48分。発車のわずか2分前、なんとか無事に滑り込みセーフです!

これを逃したら次のバスまで2時間は来ないと頭では分かっているのに、なぜかジャストピタリのタイミングでしか来られない自分の崖っぷち具合、本当にヤバいなと思います(笑)。

運転手さんがまだ外でのんびりされていたので、ここでようやく待ちに待った湯上りドリンクタイム。

激しく振ってしまったサイダーのキャップを、恐る恐るゆっくりと開封……。あ、大丈夫でした!

地元産のメープルシロップを使ったサイダーは、口に含んだ瞬間にめちゃくちゃ濃厚なメープルの風味が広がります。こんな味のサイダーは初めて飲みましたが、メープル独特の優しいコクのある甘みと炭酸のシュワシュワ感がマッチして、火照った体に最高に美味しい!

発車1分前、運転手さんも戻ってきて、私も無事にバスへ乗り込みました。

ありがとう奈良田温泉! 秘境の歴史も、エメラルドグリーンの絶景も、そして何より最高のとろとろの源泉かけ流しも、全部が愛おしい滞在でした。

ここからはバスに揺られ、のんびりと身延駅を目指します。

(つづく)↓

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