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【奈良田温泉】「奈良田弁」でドタバタ回想録!白根館の思い出を方言で振り返ってみた|奈良田温泉ひとり旅⑳

万能薬の「熊油」に絶品の「胡桃の木シロップ」まで買い揃え、最後にとろとろの温泉を楽しんだあとは、10時のチェックアウトまでお部屋でリラックスタイムです。

畳の上をごろごろしながら、お部屋に置いてあった奈良田に関する冊子を何気なく手に取ってみました。

そこには、この土地に伝わる「奈良田の七不思議」や伝統的な民謡など、興味深いお話がこれでもかと書かれていて、読めば読むほど時間を忘れて引き込まれてしまいます。

なかでも、私が興味を持ったのは、「奈良田の方言(奈良田弁)」についての解説でした。

なんとこの奈良田弁、すぐ近くの隣村の言葉とも違えば、山梨県でお馴染みの「甲州弁」とも全く異なる、この集落だけで独自の進化を遂げた孤立した言語なのだとか!
さらに面白いのが、山梨県にありながら、なぜか関西系の訛りや発音のルールを持っているのだそうです。関山深い秘境だからこそ、古い時代の言葉がタイムカプセルのようにそのまま残ったのでしょうか……うーん、歴史のロマンを感じます。

冊子には面白い単語がたくさん載っていたので、せっかくですから、ここ白根館での出来事を「奈良田方言」を使って軽く振り返ってみたいと思います!


【初挑戦】奈良田方言で振り返る、白根館のドタバタ回想録

白根館  総檜風呂

とろっとろの極上温泉に心を奪われ、湯船への記念すべき一歩目で、まんまとうっかある(転ぶ)。

けれど、あまりの気持ちよさに、日頃の疲れも一瞬でうちゃあすれる(忘れる)。

奈良田の岩清水

湯上がり、美味しい奈良田の岩清水を勢いよく飲もうとしたら上手く口に入らず、服がひとひょうけ(びしょぬれ)。

極めつけに売店では、我ながら見事なこんぼうす(食いしん坊)っぷりを発揮してしまい、あろうことかワンちゃん用の乾燥かのし(日本鹿)肉すら、めちゃくちゃ美味しそうに見えてしまいました(笑)。

――以上、白根館での思い出の振り返り、これにてひっちまい(終わり)!

……どうでしょう、ニュアンス伝わりましたか?(笑)
声に出して読んでみると、なんだかちょっと可愛い響きで愛着が湧いてきます。


海老じゃない!?「こんぼうす」が一番震えた衝撃の単語

ちなみに、食いしん坊(こんぼうす)な私が、冊子の中で一番「えっ!?」と二度見してしまった方言がこちらです。

その単語とは、「えび」

てっきりプリプリの海の「海老」を想像するじゃないですか。山奥なのに海老?と思いきや、奈良田で「えび」と言ったら、なんと「山葡萄(ヤマブドウ)」のことなんだそうです! なぜそこが繋がった、不思議すぎる……!

「えびと、えびを食べる。さて、どっちがどっちでしょう?」

なんて、脳内でどうでもいいクイズを作って一人でニヤニヤしていたら、あっという間に10時ちょっと前。そろそろ現実に戻る時間のようです。

名残惜しいですが、荷物をまとめて、いよいよ白根館をぶんだし(出発し)ます。

南アルプスの秘湯・白根館。お湯の素晴らしさはもちろんのこと、ハンターの宿としてのロマン、環境に溶け込む風情、そして温かい手仕事のお土産たち……本当に本当に、素敵すぎるお宿でした。大変お世話になりました!

さて、宿をチェックアウトした私ですが、実はノープランのようでいて、次なる目的地だけはすでに決まっています。
温泉を浴びて、方言を学んで、お腹はもうペコペコ。

次回は、楽しみにしていた古民家カフェでのモーニングに向かいます!
そこではなんと、さっそく覚えたての奈良田弁を活かして(?)、念願の「えびジュース」もいただいちゃいました(笑)。一体どんなお味だったのか……?

お楽しみに!

(つづく)↓

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