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【奈良田温泉】白根館の夜、竹かごを開けて。執念で手に入れた名物駅弁「竹取物語」を実食!|奈良田温泉ひとり旅⑭

新富士駅ホームでのあの7分間の大捕物(笑)を経て、無事にGETした富陽軒の駅弁「竹取物語」

▼前回の「7分間の駅弁ハント」記事はこちら

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それでは、いよいよお待ちかねの夕食タイムです!

白根館の素泊まりの夜、本日いただく私の相棒がこちら。

当初イメージしていた古風でレトロな絵柄とは違いますが、大人気アニメ「超かぐや姫」とコラボした可愛い包み紙が目を引きます。

中身は変わらず竹籠に入っていて、なんだか昔話っぽさというか、竹取物語の風情が漂っていていい感じです。

ちなみにこのお弁当、事前のリサーチによると「JR東海社長賞」を受賞したこともある超実力派なのだとか。いつものレトロパッケージにはその文字が誇らしげに書かれているそうですが、このコラボ版でもその底力を見せてくれるのか、期待が高まります!


包み紙の裏に隠された、富陽軒の「勝手な妄想(?)」

包み紙を丁寧に外すと、中にかぐや姫の絵が描かれた紙が入っていました。

その裏には、竹取物語のその後の勝手な妄想……いえ、ロマン溢れるストーリーが綴られていたのです。

「月の世界に旅立ったかぐや姫。時を経て、再びこの地に舞い戻った姫は、お土産に山海の幸をいっぱい詰め込んだ小籠を抱えておりました。などと思いをめぐらし、弁当竹取物語を作りました。

かぐや姫のふるさとここ富士市に伝わるゆで落花生のごはんに、海の幸、山の幸をちりばめた風味豊かなお弁当です。旅のひととき楽しくご賞味いただければ幸いです。」

なるほど、まさかかぐや姫が山海の幸をお土産に月夜からカムバックしてくれていたとは(笑)。
そんな素敵なストーリーに思いを馳せつつ、ここ白根館での旅のひととき、楽しくいただくことにします!


蓋を開ければ、まるで「地味めで美味しいおせち」のオールスター!

竹かごの蓋を、いざオープン!

じゃーーーん!

色とりどりの海の幸、山の幸がこれでもかとちりばめられていて、とっても華やか!

手毬麩やもみじ麩が、ちょこんとかわいいアクセントを添えています。

今回は、駅のコンビニであらかじめ調達しておいた熱々の豚汁と共にいただきます。

(※ここで改めて大真面目なアドバイスですが、何も買わずに身延線の「下部温泉駅」まで来たら本当に最後です。駅周辺にもコンビニなどは全く見かけませんでしたので、身延線に乗る前の主要駅までに何が何でも食糧をGETしておいてくださいね!ちなみに宿には電子レンジもありましたよ。)

さて、何から箸をつけようか迷ってしまいますが、まずは金目鯛の塩焼きから。

富士駅のある静岡といえば、やっぱり金目鯛!小さくてもしっかりとした金目の旨味がギュッと詰まっています。

続いてお野菜へ。

椎茸煮は肉厚で、噛むとしみじみ美味い……。

たけのこ煮はシャキシャキとした食感が心地よく、にんじん煮も素材の甘みが引き立っていて美味しいです。

大好きな栗の甘露煮が上品に鎮座しているのも高ポイント。

具材の下から隠れるように菜の花漬けが顔を出すあたりも、なんともニクイ演出です。

なんだかこれ、「おせちの中に入っている、ちょっと地味めの美味しいやつ」を集めた感じのお弁当だな……って、これ、最大級に褒めてますからね!!(笑)全体的にほんのり甘めに煮た味付けに仕上がっている印象で、個人的にはそこがツボでした。


駿河湾の恵みと、衝撃の「ゆで落花生おこわ」

もちろん、山の幸の脇を固める海の幸も素晴らしい実力派揃い。

しっかり味付けされたホタテの照り焼きは旨味が濃厚で、一気に箸が進みます。さらに静岡といえば駿河湾、国内水揚げのほぼ100%を誇る桜えび煮も乗っています。

これがまた甘辛くて、猛烈にご飯がススム味付けなのです。

そんな主役級のおかずたちの下には一面に錦糸卵が敷き詰められており、そのさらに底に、このお弁当の真の主役が隠れていました。

これこそが、知る人ぞ知る超ご当地めし「ゆで落花生のおこわ」

実は、落花生を収穫してすぐに塩茹でして食べるのは、富士地区独特の伝統的な食文化なのだそう。おつまみのピーナッツなどには加工せず、ほぼ全てがこの“ゆで落花生用”として出荷されるのだとか。

このおこわが、もう、もっちもちで本当に美味しい……!
絶妙な塩気で茹でられた落花生自体のコクと、ほんのりと落花生の香ばしさがあるおこわのご飯が完璧にマッチして、箸が止まらなくなります。

さすがはJR東海社長賞受賞のレジェンド駅弁。ここは山梨県の山奥ですが、お部屋にいながらにして静岡・富士の豊かな大自然と歴史を五感で堪能できる、最高のお弁当でした。

大満足で、ご馳走様でした!

お腹も満たされ、人心地ついたところで、外はすっかり真っ暗な秘境の夜。
というわけで次回、静寂に包まれた「夜の温泉編」へとつづきます!

(つづく)

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