内湯の圧倒的な「天然の美容液」っぷりに、初手から完全にノックアウトされた私。ですが、白根館の極上湯はこれだけでは終わりません。
火照った身体を落ち着かせつつ、お隣の「石造り露天風呂」へと向かいます!
内湯からそのまま外へ!5月の風と新緑の絶景がお出迎え
この石造りの露天風呂へは、わざわざ一度服を着て移動する必要はありません。

内湯の脱衣所の奥に扉があり、そこからダイレクトに外へ出られる嬉しい動線になっています。
扉を開けて一歩外へ出た瞬間、思わず「はぁぁ……最高……」と声が漏れてしまいました。

訪れたのは5月。暑くも寒くもない、新緑が心地よい季節です。目の前には、これでもかと言わんばかりの鮮やかな緑に彩られた山々が広がっています。

湯船の縁まで行って(ちょっと立ち上がれば笑)、遠くにきらめくエメラルドグリーンの奈良田湖を望むこともできます。頬を撫でるそよ風が、とにかくめちゃくちゃ気持ちいい……!
かけ湯の時点で格が違う!観音様に見守られる至高の露天風呂
はやる気持ちを抑えつつ、まずはしっかりとかけ湯を。
――って、ちょっと待ってください。

かけ湯が肌をかすめた一瞬で、このお湯の「底知れない実力」が伝わってきます。やっぱり圧倒的にトロットロです!

源泉は、内湯と同じくあのロマン溢れる「七不思議の湯」。当然ながら、完全無加工の源泉100%掛け流しです。

外気に触れている露天風呂ですが、お湯のトロトロ・ヌルヌル感は内湯と比べても全く引けを取りません。湯色も内湯とほぼ変わらず、ほんのりと青緑がかった美しい透明色をしています。
ただ、大好きな硫黄臭に関しては、空間がこもっている分だけ内湯の方が濃く感じられるかも?
逆にこちらの露天風呂は、硫黄の香りが心地よい山の空気とブレンドされて、なんとも上品で贅沢なアロマになっています(笑)。

ふと湯口に目をやると、なんと上には小さな観音様が静かに佇んでいらっしゃいました。
何だかもの凄く縁起が良い感じがして、思わず湯船の中で手を合わせたくなります(笑)。
ほんのり冷たい外の風。優しく身体を包み込む、温かくて濃厚な美容液のような湯。
「温」と「冷」のバランスが完璧すぎて、これはもう完全に、頭が空っぽになる「無限に入っていられるお湯」でした……。
【要注意】美味しすぎる「奈良田の岩清水」に潜む罠
すっかりお湯に溶けかけながらも、なんとか強い意志で(笑)湯船から上がりました。
火照った身体が水分を欲している絶妙なタイミングで、脱衣所を出たところに嬉しいものを発見。

冷たい湧き水「奈良田の岩清水」がありました。
「待ってました!」とばかりに、グイッと一口。
「……えっ、めちゃくちゃ甘い……!」
五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと。あまりの美味しさと冷たさの心地よさに、夢中になってゴクゴク飲みます。
――が、ここで白根館の「第二の罠」が発動します(第一は内湯の1歩目です笑)。
お水が美味すぎて夢中で飲んでいると、気がついた時には高確率で浴衣の裾がびちょびちょになっています(笑)。
湯上がりの脱力状態のせいなのか、私の給水スキルが低すぎるせいなのか、滞在中、味を占めてここに水を飲みに来るたびに何度も同じ過ちを繰り返してしまいました。どなたか、浴衣を汚さずに上手く飲めるワザを私に教えてください……(笑)。
夕食に向けて、至福のおこもりタイムへ

お風呂上がりには、ロビーでセルフサービスのコーヒーをいただくこともできました。1杯100円という、お財布にも優しい嬉しいサービスです。
温かいコーヒーを手に部屋へ戻り、畳の上をごろりと寝転ぶ瞬間は、まさにソロ旅の醍醐味。
この後も「部屋で寛いでは、また温泉へ」をただひたすらに繰り返し、気づけば私の肌は、温泉分析書に偽りなしの「つるつるすべすべ」に仕上がっていました。恐るべし、七不思議の湯の美肌コーティング力……!
窓の外が少しずつ静かに暗くなってきました。お腹もいい感じに空いてきたので、そろそろお楽しみの夕食タイムにしましょうか。
……とはいえ、ここは山深い秘境の温泉地。しかも今回は素泊まりです。
というわけで次回、食いっぱぐれ回避をかけた「夕食ミッション編」へとつづきます!
(つづく)↓