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【下部温泉】ぬる湯の名湯を堪能!創業97年の老舗「下部ホテル」で極上の温冷交互浴|奈良田温泉ひとり旅⑦

武田信玄の隠し湯として知られ、1200年の歴史を誇る山梨県・下部温泉郷。

その温泉街で長年愛され続けているのが、創業97年の老舗旅館「下部ホテル」さんです。

下部ホテルの魅力は、なんといっても湯舟の多さ。館内には自家源泉を含む3種類の源泉があり、12の湯舟を湯めぐり感覚であちこち入り比べできるんです。嬉しいことに日帰り入浴もやっているので、絶品の「下部温泉ボロネーゼ」をいただいたついでに(?)、極上の温泉もたっぷり堪能しちゃいます!

フロントで日帰り入浴料金1500円をお支払い。現金だけでなくPayPayなどのキャッシュレス決済も使えるので安心です。バスタオルのレンタルとフェイスタオルの販売(400円)もあるので、手ぶらでフラリと立ち寄れるのもありがたいですね。

この日の女湯は「ほたるの湯」。

広々として清潔な脱衣所には無料の貴重品ロッカーも完備されていて、終始心地よく過ごせました。

信玄の隠し湯×自家源泉!内湯ではじめる至高の「温冷交互浴」

浴場に一歩足を踏み入れると、まずは広々とした内湯が迎えてくれます。ここには性格の異なる2つの大きな浴槽が並んでいました。

※浴場写真はすべて公式サイトより引用

  • 左手「壱の湯」:下部温泉共同泉(アルカリ性単純温泉 / 約40度)
    戦国時代、武田信玄公が川中島の合戦で上杉謙信から受けた傷を癒やしたと伝えられる、歴史ある名湯です。
  • 右奥「弐の湯」:下部ホテル自家源泉(アルカリ性単純硫黄温泉 / 約34度)
    1988年に掘削された独自の源泉。「温泉に来たぞー!」という気分を最高に盛り上げてくれる、上品な硫黄の香りがふわりと鼻腔をくすぐります。

この「40度の壱の湯(あつ湯)」と「34度の弐の湯(ぬる湯)」を交互に行き来する温冷交互浴。

これが、もう本当に最高なんです……!

あつ湯とぬる湯を繰り返すことで、自律神経が優しく整い、血行が促進されていくのがリアルに実感できます。湯上がりには信じられないほど体が芯からポカポカに。……とはいえ、弐の湯の自家源泉(硫黄のぬる湯)が気持ち良すぎて、ついついそっちに長湯して偏っちゃうんですけどね(笑)。

信玄の城郭に檜の香。緑あふれる中庭で楽しむ4つの露天風呂

内湯を満喫したあとは、外の空気を感じに露天風呂エリアへ。屋外にはさらに趣向を凝らした4つの浴槽が待っていました。

1人でゆったりとプライベート感を味わえる「陶器風呂」は、地下200メートルからくみ上げた贅沢な天然水を沸かしたもの。温泉成分が苦手な方でも安心して浸かれます。

その隣にある「岩露天」は、なんと武田信玄の城郭をイメージした造りなのだそう。歴史のロマンに思いを馳せながら、下部温泉共同泉に身を委ねる時間は格別です。

さらに、天然水を使用した贅沢な岩造りの「水風呂」もあり、キリッと冷たくて火照った体に染み渡ります。正面にあるサウナが15時からの稼働のため、日帰り入浴の時間帯(正午〜15時)では入れないのが唯一の心残り……!

空間の一番奥にあるのが、美しい「檜風呂」。こちらは「しもべ奥の湯高温源泉(アルカリ性単純温泉)」が使われており、じんわりと体の芯から温まる心地よさ。緑が目にも鮮やかな中庭に面しており、さわやかな風を感じながらの湯浴みは贅沢の一言に尽きます。

残り時間あと10分!牛乳の誘惑を振り切って出会った名水

「はぁ〜、極楽極楽……」なんて、色んな湯舟を贅沢に巡りながら完全にリラックスしきっていたその時。

時計を見てフリーズしました。なんと、最終目的地である「奈良田温泉」へ向かう路線のバス発車時刻まで、あと10分しかない……!?

「もっと入っていたかった〜〜!」と心の中で叫びながら、ダッシュで服を着ます(笑)。

湯上がりの定番である「瓶牛乳」の強烈な誘惑が視界をよぎりましたが、泣く泣くそれを振り切り、バス停へ向かおうとしたその瞬間、「下部の天然水」の案内を発見してしまいました。

土地の恵みである水だけはスルーできません。これは飲まねば!

ゴクゴクと喉を鳴らして流し込むと、風呂上がりの乾いた身体に極上の冷たさが染み渡る……!雑味が一切なく、まろやかでめちゃくちゃ美味しかったです。

水分補給を済ませ、大急ぎで外のバス停へダッシュ!
焦りましたが、下部ホテルのすぐ近く(徒歩1分)に駅のバス停があるので、なんとか無事に間に合いました。セーフ!

グルメもお湯も、そしてお水まで、下部温泉のポテンシャルの高さに圧倒されっぱなしの滞在でした。

ちなみに、下部ホテルには今回私が堪能した「ほたるの湯(6浴槽)」のほかに、もう一つ「松ぼっくりの湯(5浴槽)」という大浴場と貸切風呂があり、宿泊すれば夜と朝の男女入れ替えで大浴場すべての湯舟をコンプリートできるシステムになっています。日帰りだとどうしても片方しか入れないので、この至高の湯めぐりを100%味わい尽くすなら、やっぱり一晩泊まってゆっくり過ごすのが確実ですね!

朝晩の入れ替えで12の湯舟を完全制覇!今回日帰り入浴した老舗宿はこちら👇

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冷や汗をかきつつも無事に路線バスに乗り込み、ここからはさらに山深い奥地へと進んでいきます。

次回は、いよいよ秘湯の風情が漂う、南アルプスの麓「奈良田温泉」へ!

(つづく)↓

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