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日本一長い駅名の罠!?北川あじ鮨を目指したランチ難民が「THEナカヤ」で伊豆の真実に触れた話【伊東温泉ひとり旅③】

絶景の黒根岩風呂ですっかり整った私。次なる目的は、お腹を満たす「ランチ」です。

実は、ここ伊豆北川駅には驚きのヒミツがあります。

伊豆急行の駅にはネーミングライツによる副駅名がついているのですが、この駅のそれは……日本一長いんです。

その名も、
「北川あじ鮨を食べて、波打ち際の露天風呂黒根岩風呂に入り、ムーンロードに出会う駅」

長っ!ひと息で言いきれません(笑)。
でも、この駅の魅力をすべて詰め込んだ素晴らしい名前ですよね。というわけで、風呂上がりの私は副駅名に従い「北川あじ鮨」を求めて歩き出しました。

「北川あじ鮨」五か条の掟と、まさかの結末

北川あじ鮨は、地元産の鯵を使った自慢のローカルフード。なんと「北川あじ鮨 五か条」というルールや、地元の祭りで踊られる「北川あじ鮨音頭」まで存在する気合いの入りようなのです。

【北川あじ鮨 五か条】
一、ひとくちサイズに握るべし
二、薬味の道を極めるべし
三、北川沖で捕れた鯵を使用すべし
四、笑顔の和を広げるべし
五、「北川あじ鮨音頭」を伝承すべし

音頭まであるなんて、期待は高まるばかり!しかし、食べられるお店はわずか2軒。予約必須の宿のレストランか、お食事処の「磯辺」さん。私は磯辺さんへ向かったのですが……。

な、なんと、臨時休業……!!

がーん。お腹はぺこぺこ。でも、伊豆北川駅は1日の乗降客数が約44人(伊豆急全16駅中、ブービーの15位)。他に食べるところなんて……ありません。悲しみに打ちひしがれる私の前に現れたのは、一軒の商店でした。

その名は「THEナカヤ」

「THE」がなんとも良い味を出している「THEナカヤ」さん。湯上がりの飲み物を求めて吸い込まれるように入店しました。

店内には北川オリジナルクッキーや、ムーンロードクラフトビール、さらには伊豆北川音楽のCD(あじ鮨音頭も入ってるのかな?笑)など、地元愛あふれる商品が並んでいます。

ここで、副駅名にあった「ムーンロード」の正体を知ることになります。

ムーンロードとは:海に映る月の光が道のように見える幻想的な現象。
言い伝え:満月の前後数日間、この道に向かって10秒間お願いをすると願いが叶うのだとか。

北川のムーンロードは「日本100名月(美しい月景色が見られる場所として選ばれた名所)」にも認定されているそう。

いつか夜に来てみたい……!

国産レモン発祥の地は、瀬戸内じゃなかった?

レジでおじさんに「これからお風呂?」と聞かれ、「もう行ってきました」と答えると、「あら残念、100円引きの割引券があったのに」とのこと。これから黒根岩風呂へ行く方は、先にナカヤさんに寄るのが鉄則です!

購入したのは、ご当地感たっぷりの「伊豆レモンサイダー」。

ラベルの説明を読んで驚きました。

「国産レモン発祥は熱海市をはじめとする伊豆地方」……えっ!?瀬戸内じゃなくて、ここ伊豆が発祥なの!?

THEナカヤのお店前にあるオシャレな「Moon Road Terrace」で、海を見ながら湯上がりの一杯。

果汁1%だけど、ほのかな伊豆の歴史を感じました(笑)。

作戦会議、再び

結局、今回の伊豆北川駅は「北川あじ鮨を食べられず、黒根岩風呂に入り、ムーンロードの伝説を知った駅」となりました。

帰りのホームにやってきたのは、またしても黒船電車!なんだか今日一日を見届けに来てくれたような気がしました。

さて、お預けをくらったランチは、目的地である伊東駅に着いてからリベンジしたいと思います。伊東では、今度こそちゃんとランチにありつけるのでしょうか……?

(次回、伊東ランチ編へ続く↓)

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