露天風呂での「極寒サバイバル」を終え、お腹はペコペコ。
18時から始まる夕食会場へ、いざ出陣です!
藤七温泉の夕食は、自由席でのバイキング形式。
「山の宿だし、素朴な感じだな?」なんて思いながら料理を並べていきます……
じゃーん! 私のセレクトはこちら。

見てください、この圧倒的な「THE 地味」なビジュアル(笑)。
派手なローストビーフや豪華なデザートが並んでいるわけではありません。でも、確信を持って言えます。
――まさかの。
2025年度に泊まった数多くの宿の中で、食事の美味しさは間違いなくトップクラス。
……いや、もしかすると第1位かもしれません。
山菜、山菜、また山菜! 驚異のラインナップ
とにかく、肉っ気がほとんどありません。健康的で並んでいるのは、これでもかというほどの山菜オンパレード!
- こごみの胡麻和え
- ふきの煮付け
- ミズのこぶ醤油漬け
- シドケの胡桃和え
- ばっけ(ふきのとう)コロッケ
- コシアブラやこごみの天麩羅
- わらび炒め
「シドケ」とか「ばっけ」とか、もはや聞いたこともない名前のオンパレード。
でも、一口食べて衝撃が走りました。
「……山菜って、こんなに美味しかったの!?」
今まで山菜のことを正直なめていました。
「好きな食べ物は?」と聞かれたら、迷わず「牛タン!」と答えていた私ですが、今この瞬間に聞かれたら「好きな食べ物は山菜です!」と答えかねない美味しさ。
丁寧な手作り感と、素材の良さが桁違いなんです。これぞ「ボロ良い宿」の真骨頂。参りました……。
地味だけじゃない、満足感の秘密

もちろん、山菜だけではありません。
秋田と岩手の県境という場所柄、きりたんぽや稲庭うどんもしっかりラインナップ。
さらに、鶏の唐揚げや豚肉の炒め物、珍しい鹿肉、さらには虹鱒のお刺身や鮎の塩焼きまで!
十分すぎるほど豪華なのですが、それらをおさえて主役に躍り出る山菜のポテンシャルが凄まじいのです。
この日、私の中の「主役=肉」という常識が、静かに崩れ落ちました。
「水」まで美味しい幸せ
食堂には、あの感動した天然水の湧き水もありました。
美味しい水で炊かれたご飯、そして滋味あふれる料理たち。
肉や魚の豪華さで攻める宿はたくさんありますが、ここまで「素材」と「郷土の味」で心を掴んでくる宿は初めてです。
人によっては賛否分かれるかもしれませんが、私の中では文句なしのBEST3……いや、1位を争う満足度でした。
冷え切った体に染み渡る、最高に贅沢な「地味飯」。
大満足で箸を置き、幸せな気分でお部屋へ戻ります。
つづく↓