本当なら、土肥港から駿河湾フェリーで颯爽と帰るはずでした。

……が、船体不具合で、
この日は、まさかの完全運休。
でも、そのおかげで土肥金山の砂金採りも、松原公園の夕陽も、そして元湯温泉の「裸の国際交流」も、時間を気にせず最後までフルに満喫できたわけです。運休がくれた、贅沢な「放課後」のような時間。結果オーライ、むしろ大正解!
名残惜しいですが、バスで修善寺経由のルートで帰ります。水口バス停から揺られること約44分。たどり着いたのは、前回の旅でも訪れた修善寺駅。

姉妹駅の先に広がる「温泉の絆」

夜の修善寺駅。前回よりも遅い時間だったため、前に行った駅のお土産屋さんは閉まっていましたが、ホームへ向かう途中で、ある展示が目に留まりました。

それは、修善寺駅と台湾の「新北投駅」の姉妹駅協定締結書。

「新北投(台北近郊の有名温泉地)といえば、新北投温泉じゃないか!」
そう気づいた瞬間、私の脳内に、以前訪れた秋田・玉川温泉の記憶が鮮烈に蘇ってきました。
実はこの2つの温泉、世界的に見ても珍しい「強酸性」という共通点があるんです。
さらに面白いのが、新北投で発見された鉱物「北投石」の存在。なんと世界中で、新北投温泉と玉川温泉の2箇所でしか確認されていないという、ガチの激レア鉱物。
日本と台湾。場所は離れていても、成分も泉質もまるで「兄弟」のような関係なんです。
「新北投と玉川こそ姉妹提携すればいいのに……」
なんて思いながら自分のブログを読み返してみたら、すでに温泉提携されていました(笑)。
人間の記憶って、本当に忘れやすいものですね……。
景色は海から、秋田、そして台湾へ
さっきまで西伊豆の夕陽と「先取り牛乳」を楽しんでいたはずなのに、修善寺駅で台湾の文字を見た瞬間、私の思考は秋田へ飛び、さらに海を越えて台湾へ。
温泉って、ただ体を温めるだけじゃない。
こうやって場所や記憶、知識をゆるやかに繋いでくれるのが面白いな……と、夜のホームでしみじみ感じてしまいました。
江ノ電そっくり!?可愛い電車で三島へ
さて、そんな感傷に浸っている間に、伊豆箱根鉄道(いずっぱこ)の電車がやってきました。

……って、このカラーリング、江ノ電にそっくりで可愛い!
どこかで見覚えのあるような、温かみのあるレトロな電車に揺られ、三島駅を目指します。
お土産は三島駅でじっくり選ぶことにします。さて、何を買ったのか——
つづく↓