朝風呂で「独泉」を満喫しすぎて、時計を見れば7時10分すぎ。
本来なら「素泊まりだけど、朝ごはんどうしよう!」と焦るところですが、心に余裕を持ってのんびり湯浴みを楽しんでいたのには、理由がありました。
それは、お風呂に入る前に済ませていた「ある仕込み」のおかげです。
宿で見つけた「救世主」のパンフレット
昨日、宿のパンフレットラックを眺めていた時のこと。

金谷旅館から徒歩4分の場所にある、蓮台寺駅の駅舎カフェ「NEED U」のチラシに目が止まりました。そこには「モバイルオーダーはじめました」の文字。

QRコードを読み込むと、画面には美味しそうなメニューがずらり。
昨日、バナナケーキを食べた時に「ホットサンドも美味しそうだな……」と思っていたんです。
「よし、朝食はこれにしよう!」
お店は朝7時オープン。注文は20分前までOK。
朝風呂の時間を逆算して、7時20分の受け取りで予約を済ませておきました。
7時16分、宿をダッシュで出発!

朝風呂の幸福感に浸りすぎ、気づけば出発予定時刻ギリギリ。
7時16分、あわてて金谷旅館を飛び出しました。
昨日下見をした道なので、迷うことなく蓮台寺駅へ。

朝の光に照らされた駅舎は、昨日とはまた違った清々しい表情で迎えてくれました。

お店に到着すると、すでに準備万端!

注文していた「ホット甘夏コーヒー」をその場で注いで仕上げてもらい、すぐに受け取れました。
駅の待合室でのんびり待つのも良いですが、朝風呂の時間を削らずに朝食を確保できるこのスマートさ、ひとり旅には最高に便利です。

宿への帰り道、道端の溝に足を取られないよう気をつけながら(笑)、もこもこの木が可愛い朝の金谷旅館へ戻ります。

「ただいま!」

レベルが高すぎる!「長ねぎとごま味噌チキン」の衝撃
さて、お楽しみの朝食タイムです。

今回注文したのは、月替わりの「長ねぎとごま味噌チキン」のサンドイッチと、「ホット甘夏コーヒー」。
まずはサンドイッチを一口。

……驚きました。チキンがこれでもかというほどたっぷり!

中にはかぼちゃも入っていて、これがいい仕事をしています。甘辛のごま味噌ソースがチキンやお野菜と絡み合い、まるで「めちゃウマ焼肉定食」を食べているかのような満足感。
シャキシャキのネギに濃厚なソース。ありふれたサンドイッチとは一線を画す、圧倒的なクオリティの高さに震えます。
唯一無二の味わい「甘夏コーヒー」と、魅惑の調味料

そして、一緒に頼んだ「甘夏コーヒー」がまた凄かった。
シロップ漬けにされた伊豆下田産の無農薬甘夏と、エスプレッソを合わせた一杯。
コーヒー自体の香りが良く、そこにほんのりと甘夏シロップの甘みと酸味が重なります。
全然甘すぎず、コーヒーの苦味と絶妙に調和しているんです。

みかん自体も入っているところに、素材の良さを感じます。これも食べてみたら美味しいからすごい。
このお店、本当に何を食べてもレベルが高い……。

ふと、お店で見かけた「みかん胡椒」のことを思い出しました。
ペペロンチーノに混ぜたり、焼肉の際にごま油にちょっと混ぜてタレにしても美味しいのだそう。
「……やっぱり、あれも買っておけばよかった!」
このクオリティのコーヒーやサンドイッチを作るお店の調味料なら、絶対に間違いないはず。そんな後悔すらも、次の旅への楽しみになってしまいます。
あぁ、美味しかった。
心もお腹も満たされ、チェックアウトまであと少し。
名残惜しい気持ちを抱えながら、歴史ある館内をもうひと巡りしてみることにしました。
――次回、金谷旅館編いよいよ最終章へ。
つづく↓