美味しい夕食でお腹も満たされ、お部屋でひと休み。
夜も更けてきたところで、温泉へ向かいます。
金谷旅館の夜は、21時を境に少しシステムが変わります。夜の静まり返った木造建築の中、昼間とはまた違う、自分だけの温泉時間が始まります。
21時以降は「自由時間」。セルフで向かう貸切風呂
まずは再び、貸切風呂へ。
昼間は帳場(フロント)でスタッフさんに札を借りるシステムでしたが、21時を過ぎるとスタッフさんはお休みに入ります。

その代わり、帳場の前に「貸切札」が置かれていれば、それは「空いている」のサイン。

札を自分で取って自由に借りるスタイルに変わります。
チェックアウトまで「夜通し」で、空いていれば何度でも、自分のタイミングでふらっと行ける。この「縛られない自由さ」が、ひとり旅にはたまらなく嬉しいポイントです。

貸切風呂へと続く夜の外廊下は、足元を照らす明かりがしっとりとしていて良い雰囲気。

扉を開けると、少し暗めの浴場は昼間よりもずっと幻想的です。

静寂の中でお湯が注がれる音だけが響き、なんだか自分だけがこの歴史ある旅館に迷い込んだような、特別な没入感に浸れました。
湯けむりの千人風呂を「スイスイ」探検!
続いて、メインの千人風呂へ。

帳場に貸切の札を返し、代わりに新しいバスタオルを頂きます。
金谷旅館の千人風呂は混浴ですが、タオル巻きOK。21時以降は帳場前にバスタオルが山積みになっているので、ここもセルフで自由に持っていけるようになります。
夜の千人風呂に足を踏み入れると……。
「やっぱり、ほぼ見えない(笑)」
昼間もすごかった湯けむりが、夜はさらにパワーアップ。
目を凝らしてみても、なんとなく誰もいなさそう。……これはチャンス!
広大な湯船の隅から隅まで、スイスイーっと軽く泳ぎながら探検してみます。
「独泉」の開放感、最高すぎます。
隣の女湯「万葉の湯」も覗いてみましたが、こちらも誰もいない。
「みんな一体、いつお風呂に入ってるんだろう?」と不思議になるほど、この大空間を独り占めしてしまいました。
深い眠りへ誘われる、至福のフィナーレ
広いお風呂でしっかり温まり、静かな脱衣所を通って部屋へ戻ります。
お腹はいっぱい、体は芯からホカホカ。

部屋の布団に入ると、心地よい疲れとともに一気に眠気が襲ってきました。
明日の朝は、どんな温泉が待っているでしょうか。
今日一日の充実感に包まれながら、木の香りの中で静かに眠りにつきました。
おやすみなさい。
つづく↓