――さて、素泊まり最大の課題。「夕食、どうする問題」です。
金谷旅館は1人泊だと素泊まり限定。つまり夜ごはんは自力調達です。
コンビニで「いわしのつみれ汁」を確保し、下田駅前で「メインディッシュ」を仕込み……ついに、バラバラだったピースが一つに繋がる時が来ました。
お待たせしました。今夜の夕食、これが「真の解決策」です!

「下田時計台フロント」で購入した「地金目鯛炙り寿司とあじの姿寿司」のセット。そして、セブンイレブンで調達した「いわしのつみれ汁」。
素泊まりの夜を彩る、最強の布陣が整いました。
塩レモンでいただく、黄金の「地金目鯛」

下田といえば、水揚げ量日本一を誇る金目鯛。
その中でも希少な「地金目鯛」を香ばしく炙り、少し甘めの酢飯と合わせた押し寿司です。

渡される時に「金目鯛は、ぜひ下田塩とレモンで」と教わったので、その通りにいただきます。

「……最高か。」
口に入れた瞬間、ほんのり炭の香りが鼻を抜け、その後に脂の乗った金目鯛の旨みがじゅわっと広がります。下田産の金目鯛を下田の塩で。合わないわけがないんですよね。

表面は香ばしく、中は半生感が残る絶妙な炙り具合。まさに職人技です。
驚いたのが、酢飯の食感。
一般的な押し寿司のような「団子状の固さ」が全くなく、ふんわりとほどけるんです。

中には大葉と、これ……とろろ昆布?
この隠し味が、美味しさの奥行きを広げている気がします。
創業以来の自慢、元祖「あじ姿寿司」

続いて、創業当時から続くという看板メニュー、あじの姿寿司。
こちらは生わさびと醤油で。

肉厚な鯵はとてもさっぱりしていて、脂の乗った金目鯛とのバランスが完璧です。こちらも大葉のアクセントが効いていて、何貫でもいけそうな美味しさ!
セブンの「つみれ汁」が予想を超えてきた

そして、名脇役のつもりで買ったセブンの「いわしのつみれ汁」。これが、いい意味で裏切られました。

「つみれ、ふわっふわ……!」
コンビニのレベルを疑うほどの柔らかさ。具材も、豆腐、人参、ごぼう、大根、長ネギ、油揚げと、とにかく具だくさん。

特に豆腐が大きくて、食べ応え抜群です。
温かいお味噌汁とお寿司。
なぜこの組み合わせは、こんなにも日本人の心を癒してくれるのでしょうか。少し面倒でも温泉パワーで、外まで買いに行って本当に良かった!
素泊まりの夜、ついに完成
静かな金谷旅館の部屋で、誰にも邪魔されず、下田の味覚を堪能する。
贅沢な時間はあっという間で、気づけば完食。ご馳走様でした。
最高の夕食でエネルギーもフルチャージ。
次回は、満腹と温泉の幸福ループへ。
――夜の千人風呂、第二ラウンドです!
つづく↓