甘味処で心もお腹も満たされた後は、いよいよ修善寺散策のラスト。温泉街に凛と佇む外湯「筥湯(はこゆ)」へ向かいます。

修善寺を一望する「仰空楼」

筥湯のすぐ脇にそびえるのは、展望楼の「仰空楼(ぎょうくうろう)」。夏目漱石が修善寺に滞在した際、空を仰ぎ見て詠んだ漢詩にちなんで名付けられたそうです。

階段を上って街並みを一望すると、上から眺める温泉街もまた乙なもの。

実はこれ、まだ明るい甘味処へ行く前に上って撮った景色。後から思えば、暗くなって街に灯りがともった景色も絶対に素敵だったはずなのですが……夕方なぜもう一度上らなかったのか悔やまれます……!
当時はとにかく「早く温泉に入りたい!」という気持ちが先行しすぎて、再び階段を上がるなんて選択肢、1ミリも頭になかったです(笑)
ということで、色気より食い気ならぬ「景色より温泉」。待望のお隣、筥湯へ突撃です。
リニューアルしたばかりの、木の温もりあふれる湯殿

筥湯は2025年11月にリニューアルされたばかりで、どこもかしこもピカピカ!以前は総檜風呂だったそうですが、現在は「湯槽の縁に檜をあしらった石風呂」に生まれ変わっています。檜の温もりと石の重厚さが両立した、とても綺麗な空間です。
手ぶらでも安心。清潔感あふれる館内

まずは券売機でチケットを購入して受付へ。タオルなども券売機で買えるので、手ぶらで立ち寄れるのが嬉しいポイントです。 靴や荷物はそれぞれ無料の鍵付きロッカーに預けられるので、散策帰りでも安心。脱衣所も浴室も、木を基調とした造りで清々しい空気に満ちています。
高い天井と檜の香りに包まれて
浴室に入ると、まず目を引くのがその天井の高さ。広々とした内湯が一つというシンプルな造りですが、開放感は抜群です。 備え付けのシャンプー類もあり、シャワーも完備。脱衣場にドライヤーもあるので安心して髪も洗えます。体を清めてから、ほどよい温度のアルカリ性単純温泉に身を委ねます。
「ふぅ……最高……」
16時過ぎのこの日は、先客が2名ほど。時折、自分一人だけの「独泉」になる瞬間もあり、平日の静かな修善寺を存分に堪能できました。お湯はさらりとしていて、歩き回った疲れがすーっと抜けていくようです。
心地よい夜風に吹かれて

湯上がりは外のベンチで、少し冷たくなってきた空気に当たりながら火照った体を涼ませます。 気づけばあたりはすっかり夕暮れ時。
ホカホカの体のまま、名残惜しさを感じつつ帰りのバス停へと歩き出しました。
さて、修善寺温泉での時間はこれでおしまいですが、旅の楽しみは最後まで。次は修善寺駅でお土産探しです!
つづく↓